こんにちは、本田健です。
普段からお金のストレスを感じている人は、たくさんいます。
特に、子どもがいたり、会社を経営していたりすると、
お金のストレスを感じることも多いでしょう。
家庭でも、会社でも、誰かが「お金を使いすぎだ」とか、
「これは高い」など、細かくチェックしたり注文をつけると、
言われた側は窮屈な感じや信頼されていない感じがしたり、
文句を言われたような気分になります。
細かくチェックする方は、将来もっとお金が必要になったり、
このままでは経済的に破綻しかねないから、
きちんと節約しなければ、と不安や怖れを感じているのでしょう。
また、
「十分稼げてなくて情けない」
「働いていないのにお金を使って申し訳ない」
という罪悪感が、背景にある場合もあります。
いずれにせよ、こういうとき一番大事なのは、
お金についてきちんと話すことです。
人間関係においては、
相手がピリピリすると、こちらがおどおどするし、
片方がポジティブになると、もう一方がネガティブになる、
という力学があります。
お金に関することでもその人間関係の力学が働きます。
例えば、旦那さんがお金をどんどん使うと、
奥さんがセーブするというポジションに分かれます。
これは、お金がなくなったら困るという不安を
より感じる人の方が、相手や状況をコントロール
しようとするからです。
そして「そんなにお金を使ってどうするの」と
プレッシャーを相手にもかけてしまうのです。
でも、そうやって相手にプレッシャーをかけることが、
相手を萎縮させ、能力をかえって発揮しにくくしている場合もあります。
自分が感じている不安や心配の責任を相手のせいにすることで、
状況をさらに悪化させている可能性もあるのです。
しかし実際には、立場や仕事のやり方次第で、
経済状態は大きく変わります。
現時点ではお金の不安や怖れ、不自由感があっても、
5年、10年後には全く違う経済状態になっているかもしれません。
もう少しお金回りが良くなる可能性もあるはずですし、
そのためにどうしたらいいのか話しておくことが大切です。
すると、たいていの場合は、
よく考えずにどんどん使ってしまうのも問題だし、
だからと言って、ただ細かく管理したり、
節約すればいいわけではないことも見えてくると思います。
お金のストレスを感じたときは、
お金について関係者としっかり話し合うタイミングです。
自分にとって何が大切で、誰とどう生きたいのか、
自分を知るきっかけにもなります。
ぜひもっとお金について、話し合ってみてください。
本田健
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