お金を気持ちよく受け取れるようになる秘訣

お金のコラム

こんにちは、本田健です。

お金を支払う時にも、

いろいろな感情を感じることと思いますが、

お金を受け取る側になった時、受け取ることに抵抗を感じてしまう人もいます。

 

特にフリーランスなどで仕事をしている人から、

サービスを提供して代金を頂くことに抵抗を感じる

という悩みを聞くことがあります。

支払う側が苦労してお金を得ていたり、

お金がかつかつの状態で生活をしていたりすると、

その人からお金をもらうことに申し訳なさを感じたりするのでしょう。

このような時、お金を気持ちよく受け取れるようになるには、

どうしたらいいのでしょうか。

 

以前、松下幸之助さんの本を書いた時に、

膨大な資料を読みました。その中に、

松下さんが丁稚奉公時代に聞いたという、

まんじゅう屋さんの話がありました。

 

ある時、身なりのみすぼらしい人が

「まんじゅうを1つ買いたい」とお店にやってきました。

まんじゅう屋の旦那さんは普段は店番をしないのですが、

その日は旦那さん自ら、

その方をお店の中まで連れていって丁寧に対応し、

最後にその人が帰っていくときに深々とお辞儀をしたそうです。

なぜそのようなことをしたのかというと、

大金持ちの人がまんじゅう100個を買うのは普通かもしれませんが、

みすぼらしい身なりの人はとても大きな決断をして買ったはずです。

そのお客さんに対して、敬意をもって頭を下げた、

という話です。

これが商売人の生き方だと、

松下幸之助さんは小さい時に聞いて学んだというのです。

 

お金をあまり使えない人からお金をもらうということは、

とてもありがたいことです。

その人がなけなしのお金をあなたに払ってくれたことは、

「本当にありがたい」と思って受け取るチャンスにもなるのです。

なけなしのお金を払ってくださる人には、

今までの10倍感謝するというチャンスももらっているのです。

 

その人が頑張って払ったお金だからもらえないというのではなく、

その人が払いたいと言っているのだから、

感謝して喜んで受け取ればいいのです。

 

僕は700万人の人に本を買ってもらっています。

それを想像して700万回、頭を下げられるかといつも考えています。

なかには、学生さんが少ないお小遣いから

買ってくれていることもあるでしょう。

それを想像して、「本当にありがたいな」と深く感謝して、

眠りにつくようにしています。

 

とても受け取れないと感じる時こそ、

相手に対して心から感謝して

受け取るセンスを磨いてほしいと思います。

 

本田健

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